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FAB LIFE PROJECT 500

9月2日、デザイン科学科の稲坂研究室、青木研究室、柴田研究室と、情報変革科学部認知情報科学科の新井田研究室が中心となって、学生がデジタルファブリケーションに親しむための取組み「FAB LIFE PROJECT 500」を開始しました。
9月3日と4日で、3Dプリンターの基本的な使い方を学び、1ヶ月後には参加者1人につき25個、合計約500個のモノを生み出すことで、FAB LIFEの第一歩を踏み出そうというプロジェクトです。この取組みの企画・実施には、ファブラボ鎌倉の渡辺ゆうかさん、京島共同凸工所の淺野義弘さんのご協力をいただき、デザイン科学科、認知情報科学科、電気電子工学科、生命科学科から、学部1年生から修士2年まで、23名の学生が参加しました。

まずは3Dプリンターの“開封の儀”から始まります。今回、新たに12台の3Dプリンターを導入しました。今回の参加者は、3Dプリンターを初めて使う人も、それなりに使い込んできた人も混ざっていましたが、これだけの台数を一度に開封する体験はなかなか貴重なものになりました。

いよいよプリンターを稼働させます。初心者向けにはTinkercadのレッスンを行い、各自がモデリングしたものが12台で一斉に出力される様子は壮観です。


2日目には、作ったものをプレゼンテーション。生命科学科の学生が出力したのはヘモグロビンとT型ファージ!ヘモグロビンはチェーンを通したら、かわいいチャームになりました。さまざまな学科の学生が集まることで、ちょっとびっくりするようなものが出てくることも千葉工大ならではです。自分でモデリングを1から行い、地道に現物合わせをしながら、出力と修正を繰り返している学生もいました。

2日目の最後は機材の片付けです。このように一時的に環境を構築しては片付けて、また各研究室に分散して自分たちの環境を構築します。まだまだよちよち歩きの第一歩をようやく踏み出そうというところですが、授業ではない有志参加のプロジェクトで、楽しく助け合い、競い合いながら、少しずつ大学内にFAB LIFEを広げていこうと思います。