学科紹介

デザイン思考の理解と実践

Design Thinking

プロダクトアウトの時代にはデザインの仕事は製品の形や色を機能的に美しく造形することでした。しかし現在ではこれにとどまらず、デザインの領域は広く社会性を増しています。デザインの本質は広い意味での問題解決であり、人々の生活や社会の中にある課題を見いだし、解決に向けた案を検討し、具体的な形にしてみせる、というプロセスにあります。このようなデザイン思考はさまざまな領域において有効であるとして近年注目されています。本学科ではこのデザイン思考の技術を習得し、実践的に使える能力として身につけることを目的に、産官学協同プロジェクトなど多様なプログラムを用意しています。

確かなものをつくる「形をもつもの」の魅力と責任を理解する

Creative Design

デザインにおいては、最終的には具体的な答えとして「形」が求められます。人間との接点である空間や形は人の身体だけでなく精神にも影響を与えるものであり、心理的・人間工学的な検証をベースに緻密に計画されるべきものと言えます。本学科では工学的検討が十分実践できるよう、モーションキャプチャーや視線解析装置、脳波計測器など機器類を揃えています。また、造形のプロセスにおいては発想することと形にしてみることをほぼ同時進行で行なう方法が効果を上げています。短時間でデータを立体にする3Dプリンターやプロッターほかプロトタイプ制作技術など、デジタルファブリケーションの実践を進めています。

デザインを社会に役立てる「問題を見いだす・気づく・興味をもつ」

Infrastructure Design

デザインはどんなものでも社会性を帯びています。ものや空間を緻密に計画することと同時に社会における位置づけや意味を俯瞰的に捉える必要があります。また意義のあるデザインをするには社会を良く知る必要があり、自分の身の回り、住んでいる地域、社会の仕組みやシステムに興味を持ち実践的に関わっていくことが求められます。本学科のプログラムにおいては、企業や地域、他大学など包括協定を結んでいる対象のほか、官公庁の方々とのやり取りやグループワークを通して、合意形成に向けた推進力や協調性を養うことを目指します。