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6年ぶりの【対面開催】の国際交流ワークショップ

デザイン科学科の正規科目の「グローバルデザインワークショップ」が,今年度(2025年)は,2019年以降6年ぶりに対面方式のワークショップとして実施されました.新型コロナウィルスの世界的パンデミックの折には,お互いに往来が難しかったためにオンラインワークショップの形式で実施していました.オンラインであっても,このような国際交流を続けて関係性を構築してきた結果,今年度は待望の対面ワークショップとして開催することができました.今年は2回開催しました.

1つ目は2025年8月5日から8月8日の4日間で,本学が海外交流協定大学である台湾の国立台北科技大学(National Taipei University of Technology)と東海大学(Tunghai University)の2校と日本からは千葉大学と千葉工業大学の2校,計4校合同のワークショップを千葉大学墨田キャンパスにて実施しました.テーマはA New Hazard Map Emerging from Different Perspective: Exploring the Needs of Diverse Usersと題して,言葉や文化,価値観の違いを超えたユーザーのためのハザードマップや災害などの緊急時の情報提供サービス等の提案をする,10チーム総勢43人によるワークショップでした.デザイン科学科からは3,4年生合わせて13名が参加.

台北科技大学・東海大学・千葉大学・千葉工業大学合同ワークショップ20250804-0808

2つ目は2025年8月24日〜8月30日の7日間で,同じく本学の海外交流協定大学の台湾の国立成功大学(Natinal Cheng Kung University)と千葉工業大学の2校で実施しました.こちらは国立研究開発法人・科学技術振興機構の国際青少年サイエンス交流事業である「さくらサイエンスプログラム」に採択されて実施しました.期間の前半は本学の御宿研修センターで宿泊し,地域のフィールドワークやワークショップを,後半は津田沼キャンパスにてワークショップやプレゼンテーションを行いました.テーマはPhygital Tourisumと題して,フィジカルとデジタルが高度に融合した社会システムの中で,地域のその場所にしかない価値を発見してそれをデジタルも活用しながら新しい観光のあり方を探求しました.4チーム,総勢19名が参加.デザイン科学科からは3,4年生合わせて11名と,ティーチングアシスタントとして4名の大学院生が参加.

国立成功大学+千葉工業大学合同ワークショップ20250824-0830

デザイン科学科では2016年から正規科目として国際交流がカリキュラムに組み込まれています.参加した学生同士の交流はワークショップが終わってからもずっと続いていて,将来デザイナーとして国を超えたコラボレーションが生まれることが期待されます.(文責:稲坂)