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「その手を動かそう」

2026年4月8日と10日の2日間にわたり、新入生オリエンテーションを実施しました。新入生147名(1年生145名、3年次編入生2名)を迎え、2年生から4年生の在学生34名がティーチングアシスタント(TA)として参加し、企画・運営を担いました。このオリエンテーションは、在学生が主体となって新入生を迎える場です。単なる説明や案内にとどまらず、学科の雰囲気や学び方を体験的に伝えることを目的にしたイベントです。

体験を通して知る「デザイン」

4月8日は、教員紹介と学科紹介の後、在学生が企画した3つのセッションを実施しました。いずれも「参加」「制約」「違い」という、デザインを考える上で重要な視点をテーマにしています。

最初の「参加」のセッションでは、「いっちdeまっち」を実施しました。プロフィールカードを手に、新入生・在学生・教員が入り混じって会場を動き回り、共通点を持つ相手を探していきます。場には自然と会話が生まれ、初対面同士の距離が一気に縮まっていきました。

「制約」をテーマにした「LEGOしりとり」では、前の人の作品から連想し、しりとりのルールに従って次の作品を制作します。限られた条件の中で発想をつなげていくプロセスは、デザインにおける思考の一端を体験する機会となりました。

続く「違い」のセッション「ドキドキ!!つぎはぎフレンズ」では、「1番人気のある動物は?」などの問いに対して個々が自分が思う動物の異なるパーツを描き、それらを組み合わせて1つの動物をつくります。完成したのは、どこか不思議でユニークな生き物たち。人それぞれの発想の違いが、形として立ち現れる瞬間でした。

「交流」から始まる大学生活

4月10日は修学のためのガイダンスの後、「交流」をテーマにしたセッションを実施しました。「先輩と話せるQ&Aタイム」と題して、在学生がトークテーマを掲げて新入生のグループを巡り、質問に答えていきます。履修や課題、日々の過ごし方など、これからの大学生活に直結する話題について、限られた時間の中で積極的に質問が交わされていました。シンプルな形式ながら、新入生にとっては実用的な情報と安心感を得る機会となりました。

学生がつくる場、受け継がれるカルチャー

今回のオリエンテーションは、34名の在学生によって企画・運営されました。キックオフは3月17日。各セッションの企画に加え、ポスターやスライドといったグラフィックも学生自身が制作しています。全体のテーマとして掲げられたのは「手を動かす」。ポスターには、6人グループのメンバーを象徴する6つの手が電球の形をつくり、多様な色で光るビジュアルが用いられました。考えるだけでなく、実際に手を動かすことから始めるというメッセージが、イベント全体に一貫して反映されています。

新入生オリエンテーションは毎年行われており、多くの在学生がTAとして関わっています。新入生として参加した学生が、次年度には企画側に回る。そうした循環の中で、学科のカルチャーは育まれ、着実に引き継がれていきます。